※本記事は「馬の安楽死を含む医療」をテーマとしているため、一部センシティブな写真を掲載しております。ご了承の上お読みください。 馬の獣医師の繁忙期は、お産シーズンである1月半ば?6月頃までだという。 この期間は、通年で行う手術などに加え、お産に伴う治療や緊急手術が絡んでくるためだ。 お産事故による急患対応は、夜中になることが多く、獣医師は24時間体制で対応しなければならない。馬は草食動物なので、隙が生まれやすいお産は外敵に見つかりにくい夜間に行う傾向があるからだ。そして、お産事故以外にも対応しなければならない急患はたくさんある。 「通常、生まれてくる仔馬は50kgほどあります。繁殖牝馬は、分…