10月1日に行われる今年の凱旋門賞。日本からは5歳牝馬スルーセブンシーズが出走を予定しています。 当レースにはこれまでに、稀代の名馬と称されたディープインパクトやオルフェーヴルを含む延べ33頭の日本馬が挑戦するも、その高い壁に跳ね返されてきました。そんな中、スルーセブンシーズの現在の主な勝ち鞍は中山牝馬S(GIII)。決して頭抜けた実績の持ち主というわけではありません。 しかし、血統評論家の栗山求氏は同馬の出走について「一発大駆けがあっても不思議はない」とかなりの期待を感じています。そこには、これまで日本馬が戦ってきたことによる蓄積されたデータに理由が──。 (文=栗山求) ステイゴールド産駒が凱旋門賞で…