菊花賞を鋭い末脚で追い込み、ハナ差2着だったボルドグフーシュ。初勝利の頃から見せていた末脚を身上に、有馬記念でも福永祐一騎手(当時)を背に2着と、古馬相手に力を見せました。 4歳になった今年、目指すは天皇賞・春でのGI制覇。今週末の阪神大賞典をステップに、ビッグタイトルを狙うのですが、宮本博調教師がタイトルを獲らせてあげたいと願うのには、ボルドグフーシュの“女好き”も関係しているようで……。 (取材・構成:大恵陽子) ハナ差2着に「競馬の神様が僕にまだGIを獲らせてくれへんのやな」 ──ボルドグフーシュは初勝利を挙げたデビュー2戦目での末脚が素晴らしくて、1頭次元が違っていました。 宮本 道中は後方にいたの…