いま栗東トレセンで最も人だかりができる1頭であるウインマイティー。スタンド前の広場に姿を現すと、騎手が撫でに来たり、記者はスマホやカメラ片手に集まります。その理由は、彼女の人懐っこさと大人しさ。しかしながら、2020年秋華賞の勝負所で他馬と接触して以来、馬を怖がるようになり、思うように結果を残せずにいました。それでも彼女の能力を信じる陣営は試行錯誤を繰り返し、昨夏にはマーメイドSで重賞初制覇。前走・有馬記念の走りを見て「完全に戻った」と確信を得て、京都記念へと臨みます。 管理する五十嵐忠男調教師は定年のため今月末で引退。大逃げが印象的だったテイエムプリキュアのことなどこれまでのホースマン人生につい…