引退馬の支援に関心がある方であれば、「リトレーニング」という言葉は、一度は耳にしたことがあるのではなかろうか。競走馬のセカンドキャリアを考える上で、欠かせないキーワードと言える。しかし「リトレーニングという言葉や意味は知っているけど、現場でどんな取り組みをしているかまではちょっと…」という方も多いのではないだろうか。 実際、ファン目線ではなかなか見えにくい部分でもあるのがリトレーニングと言える。現場でどのように馬と向き合い、そして送り出しているのか──。 そうしたリトレーニングの世界において、トップランナーとして知られるのが、宮田朋典さんだ。 今回は、認定NPO法人サラブリトレーニング・…