競馬において最も危険であり重要なスタートを決めるために、ジョッキーはあらゆる方法で手を尽くしていることが前編で語られました。後編では10月の毎日王冠で起きたアクシデントを例に、ゲート内での過ごし方から、二の脚のつけ方を解説します。 前編で紹介したゲートを嫌がる馬に限らず、おとなしい馬であってもゲートを待つ時間は苦痛であり悪さをし始めることもあるとのこと。そんなゲートの中でのポイントは「馬の動きを止めない」ことだと言います。 (取材・構成=不破由妃子) 「これはヤバイ!」毎日王冠・レイパパレの例 前回に続き、スタートについてのお話です。 最後の馬がゲートに入ってから前扉が開くまでの時間は、よほど…