競馬において最も危険をはらんでいるのは「スタート」であると川田騎手は言います。今年のヴィクトリアマイルでも、川田騎手鞍上のレイパパレがスタートで躓き、落馬寸前まで態勢が崩れてしまうこともあり、他のレースでは実際に落馬もありました。 そのような事故を起こさないため、毎年若手騎手を対象とした研修でゲートの指導を行なったり、JRAとも協力して安全で公正な競馬の実施に尽力しているそう。しかし、ペルーサやゴールドシップのような“出ない”という意志を持った馬もいるのは事実だそう。そんな馬に対してはどんな働きかけをしているのでしょうか。川田騎手が持つゲートに関する知識を前後編に分けて明かします。 (取材・構成…