未勝利で地方競馬の園田・姫路競馬に移籍し、破竹の5連勝を挙げてJRA再転入を果たすと、3連勝で一気にオープン馬へと上り詰めたブラッティーキッド。地方競馬から出戻りで勝つ馬はいますが、連勝でオープンまで上がる馬にはなかなかお目にかかれません。未勝利戦で2着3回とあと一歩届かなかった馬に、一体どんな変化があったのでしょうか。 エルムS4着を経て、武蔵野Sで「オーナーのために勝ちたい」と誓う水口優也騎手に重賞初制覇に向けて伺いました。 (取材・構成:大恵陽子) 武蔵野Sは広いコースだからこそできることがある ──デビューは3歳4月とやや遅めで、7着でした。当時はどんな馬だったのでしょうか? 水口 デビューの時はまだ…