今年は例年の傾向からは外れる可能性もある 東京の開幕週、速い脚が生きる毎日王冠には、いよいよ出番と有力馬が集い、多くの名勝負がくり広げられてきた。スーパーGIIと呼ばれる所以(ゆえん)はそこにある。しかもその先には、大きな目標が見えている。ここを通過する目安はそれぞれ異なるが、どう納得して前進できるか、勝てずとも、そこがとても重要でもある。 この10年で顕著なのが連対を果たしたものの、そこまでの戦績から見えてくるもので、よく言われてはいるが、次の3点だ。「GIの勝ち馬」「重賞2勝以上している」「重賞勝ち馬でGIで連対実績のあるもの」ということだが、少なくともこの6年間は、この範囲内で1、2着馬が出ていた。…