近年の平地競走では、牝馬の活躍が目立っているというのは皆さんが感じられているものと思います。一部では「牝馬の時代」などと言われ、現行の牡牝の斤量差に異を唱える声も出てきているほどです。しかし、障害で活躍した牝馬というのは平地に比べて圧倒的に少ないのが事実。それは一体なぜなのでしょうか? やはり障害レースほどタフなレースでは牡牝の能力に差があるのかと思いきや、「馬術競技で活躍しているのは牝馬が多い」と加矢太騎手は話します。それでも障害レースに牝馬が少ないのには理由があるそうで、牝馬ならではの課題もあるんだとか。そんな牝馬に対して密かに抱く、加矢太騎手の野望が明らかになりました。 (取材・構成=不…