今回のテーマは、前回のコラムで触れた「障害練習が競走馬にもたらす効果」について。障害練習を行う馬は障害レースにデビューする馬だけではなく、平地の馬でも障害練習をすることがあります。その効果には肉体的な効果はもちろん、精神面の効果も期待され、過去にはメジロパーマーが障害を2戦した後に平地のGIを2勝しました。 そんな障害効果が実際に見られたという馬が直近で4頭もいるそうで、「障害練習をした効果以外、僕には考えられません」と話すほど。加矢太騎手自身が調教をつけて感じた効果を詳細に語ります。 (取材・構成=不破由妃子) 担当の方から「馬が見違えたわ。ありがとう」 8月17日、先々週の障害試験をクリアしたフェ…