新馬戦、東スポ杯2歳Sと無傷の2連勝。その圧巻の勝ちっぷりに、早くからクラシックの主役候補として注目されてきたイクイノックス。今年の始動戦が、いきなり皐月賞の大舞台となりました。約5ヶ月ぶりの実戦…。このローテーションは、同馬の成長度合い、そしてその先を見据えての決断でした。4/6(水)、一週前追い切りを終え、管理する木村哲也調教師にお話をうかがいました。 (取材・文=佐々木祥恵) 繊細で、かよわい牝馬を管理しているようなイメージ ──まずイクイノックスを初めて見た時の印象をお聞かせください。 木村 2年前の初夏だったと記憶しています。骨格は大きくてバランスは良いのですが、手足が長くヒョロッとしていて少し…