今回は、テーマを設けて川田騎手の脳内を紐解いていく「In the brain」です。「“ジョッキー・川田将雅”を育てた競走馬たち」と題し、「スーニ、アドマイヤフジ、トゥリオンファーレ」とのエピソードを明かした前編を1/13に公開しましたが、今日はその後編。 騎手としてのステージを何段も押し上げてくれた、3頭の競走馬。本命候補でクラシックの舞台に立つという、大きな仕事をさせてもらった一方、自身の経験不足・技術不足を痛感したと言います。生涯消えることのない思い――その深層に迫ります。 (取材・構成=不破由妃子) トゥザでの経験が、2年後のマカヒキにつながり… 2013年、僕はデビュー10年目を迎えていました。2年前の2011年…