JRAは11月18日、2022年度の事業計画と予算案を経営委員会で議決した。予算総額は3兆1303億3540万4000円で前年比5.5%増。馬券の売り上げが好調に推移している一方、新型コロナウイルス感染問題を考慮して、21年度予算が9年ぶりの減額とされた“反動”もあって、5%を超える規模拡大となった。 馬券の売り上げは3兆20億4800万円と想定。予算ベースで年間売り上げが3兆円を上回ったのは01年度以来、実に21年ぶりだが、今年12月19日時点での売り上げは2兆9508億5461万2400円で前年比3.2%増。このペースで行けば、最終的には3兆800億円前後に達する見通しで、22年度は今年より3%減らない限りは予算割れを回避できる。 地方競馬や他種公営…