堂々とした風格と圧倒的な存在感を放っていた ジャパンカップの激走から4日後の12月2日(木)に栗東トレセン、矢作芳人厩舎を出発したコントレイルは、約28時間かけて馬運車で陸路を北上し、津軽海峡を渡って翌3日(金)、午後1時半前に無事、繋養先である社台スタリオンに到着した。 この日、安平町早来源武の社台スタリオン周辺は朝から雨模様であったが、馬運車が到着する直前になると、その雨が奇跡的に止み、厚く垂れこめた雲が徐々に薄くなって、時折雲間から薄日が差すほどまでに天候が回復した。 正午過ぎには多くの報道陣が集まり始め、馬運車の到着を待っていた。やがてコントレイルの乗ったホース運輸の馬運車から「予定(1時半)よ…