ついに実を結んだ初のクラシック制覇 鮮やかに差し切ったユーバーレーベンは、父ゴールドシップも、母の父ロージズインメイもビッグレッドファーム繋養馬。3代母マイネプリテンダー(父Zabeelザビール)はニュージーランドからの輸入馬で、この一族の所属はすべてサラブレッドクラブ・ラフィアン。 マイネルの総帥岡田繁幸氏の執念が、ついに実を結んだ初のクラシック制覇だった。馬名はドイツ語で「生き残る」という意味だという。岡田さんは残念なことに今春3月に亡くなられたが、その情熱はすべて陣営に受け継がれていた。ユーバーレーベンを称える拍手は、入場制限でファンの少ないスタンドにいつもよりずっと長く響き渡った。 明確な…