不屈の9歳馬を簡単に軽視はできないが… この最長距離重賞GII3600mのレコードは、もう26年も前の1994年、直前の菊花賞を3着していた3歳馬エアダブリン(父トニービン)によって記録された3分41秒6(同じ内回り2周)だが、まだ更新されていない。 ステイヤータイプが少なくなったためだが、「長距離戦こそ、そのレベル差は時計にある」という視点からすると、ちょっと、物足りないところがある。 2017年に史上2位の勝ちタイム3分43秒0で勝っているアルバート(父アドマイヤドン)は、この重賞通算【3-1-0-0】。脚元不安で枠順確定後に出走取り消しとなった2018年も、順当ならおそらく勝ち負けだった。 さすがに5度目の出走になるアルバートを…