チョッパーのパートナーは、自分なのだから…! Yさんは仕事が休みのたびに乗馬クラブに通い、プリサイスエンドを父に持つ愛馬ジーエスチョッパーとともに練習に精を出した。落馬も数えきれないほどあった。 「今思えばまだまだ初心者に近かった私が、若馬に騎乗するのは大変でした。チョッパーに問題はないのですが、私があの子の飛越について行けず、バランスを取るのに苦労しました」 だが「前進気勢が強くて障害にはどんどん向かっていく子でした」というYさんの言葉通り、チョッパーには飛越のセンスがあり、Yさんとともに競技会へも出場するようになった。 「初めての競技会はチョッパーに出会ってから2年目の初冬だったと思います…