今年でデビュー13年目の伊藤工真(30=美浦・金成)が、大きなチャンスをむかえた。GII神戸新聞杯の3着馬・ロバートソンキーとのコンビで、菊花賞に挑むのだ。いまだ重賞タイトルとは無縁だけに、ジョッキーとして自身を売り出す絶好のチャンスにも思えるが、当の本人は「まずは恩返しを」と謙虚に語る。ロバートソンキーとの出会いや、オーナーや調教師との秘話など、話を聞いた。 (取材・文=東京スポーツ・藤井真俊) ※このインタビューは室内の換気を行いながら、十分な距離を取り最小限の人数で実施しました。 目の前にあったコントレイルのお尻が一瞬で… ――トライアルのGII神戸新聞杯では18頭立て14番人気という低評価を覆して3着に好…