先に待っているものは大きいかもしれない 彼岸の中日をすぎると、陽春という名にふさわしいのどかな日が時折訪れるようになる。その中でも菜の花の明るい黄色には、安らかな興奮を覚える。その一面の菜の花、よく見ると薄緑色の葉の中に黄色の花がとけこんでいて、その二色が織り成す明るさに心がときめくのだ。この時期によみがえるいつか来た道。あふれる思いをぶつけたい。 やがて迎えるクラシックシーズンも、こんな気分でいられたらいい。それに向けての戦いも大詰め、もうすぐ顔ぶれが揃う。 中山内回りの1800米は、基本的には内枠の先行馬有利だが、それを承知でどう戦うかがスプリングSの見どころ。皐月賞に向け、ここが叩き台の…