心機一転し、距離適正をつかむ マイル戦は、様々な距離のレースの基本になるという考え方がある。ここから、これから先の可能性を見ることができるというのだ。確かにそういう見方もできるが、馬にはそれぞれに距離適性がある。それをどう見極めるか、これがかかわる者の重要な仕事なのだが、距離適性は各馬の体つき、筋肉の質、気性によって異なってくるので一定ではなく、時の経過に伴って変化していくのだ。そこをどうとらえるか、その選択と決断こそ未来に顔を向けることになっていく。心機を新たに、将来に賭けつづける、そこには過ぎたるを悔いずの心構えもある。 とにかく、年を重ねるごとに血統からくる肉体面が強く出てくるように…