右半分だけ真っ白な顔。まるで舞妓さんがお化粧をしたように見えるメイクアップ(牡8、栗東・谷潔厩舎)が6月15日、東京4レース障害未勝利戦で左第1指関節開放性脱臼により残念ながら予後不良となりました。 私自身も大好きな馬でした。そして、とてもファンの多かった馬でもあります。今回のコラムではメイクアップのありし日の姿をみなさんと一緒に思い出せたらと思います。 人の言葉を理解しているようだった 青森の八戸市場で取引されたメイクアップを担当の木埜山賢厩務員が初めて見たのは、2歳で入厩してくる時でした。 「オレハマッテルゼの仔だと(谷潔)先生から聞いて、当時は産駒のハナズゴールが活躍していたのでいい印象を持ちま…