こんな言葉がある。疾風に勁草を知ると。勁草とは強い草のこと、つまり激しい風が吹くと、弱い草は地べたにはいつくばってしまうが、強い草はそうではない。すっくといつまでも立っている。だから、強い草の真価は、嵐のときこそ発揮されるのだと言っているのだ。 この教えは、後漢書という中国の歴史本の中に書かれて…