ベルピットが強いに決まっているので逆らうのは無駄かもしれない。ただ、今シーズン前半の爆発的な強さを考えると、前走の瑞穂賞のベルピットはあまりにも優等生過ぎた。能力が高すぎて押さえるのに苦労していたのに前走ではすんなり折り合えたし、もちろん後続に差をつけて勝っているが抜け出してからの圧倒的な強さは感じなかった。馬はレースでもまれて強くなる面があると考えると、あまりにも楽なレースをし過ぎてしまって少し気が抜けているのではないか。ベルピットを疑うとすればその点しかない。 ライバルと目されているアナザートゥルースは去年２着の後、交流重賞を使いに遠征し、厳しい競馬を経験した。１０歳になるが、この血統は高齢でも能力減退が僅かなので、きにする材料ではない。ニシケンボブは強敵を避けながら競馬をしていたが、前々走は笠松に遠征。勝てるメンバーではあったが、出遅れて厳しいレースを経験したのがプラスになったと見たい。もちろんアッサリとベルピットに捻じ伏せられる可能性も高いが、「厳しいレースを経験した」という点を重視して順番をつけてみた。 いよいよ２０２４年シーズン最後のレース。好レースを期待したい。