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HOKKAIDO KEIBA 2024

RACE

道営記念

H1

2000m

道営記念

レースガイド

全ての関係者とファンの夢を乗せ 2024門別最終決戦

“農林水産大臣賞典”の冠がつく競走。第1回は函館競馬場・ダート1,850m。80年代後半までは主に札幌競馬場を中心に施行されていた。97年の第40回に、現在と同じ門別競馬場・ダート2,000mの施行距離で初めて実施され、札幌競馬場・ダート2,485mで行われた2006・07年を除いては、この施行条件で定着している。02年の第45回からは出走馬の一部をファンにより選抜する形式をとっており、現在ホッカイドウ競馬では唯一、ファン投票の対象競走となっている。2024年の門別「グランシャリオナイター」15開催84日間の掉尾を飾る頂上決戦から目が離せない。



★『カウントアップM(ミドル・マイル)』対象競走


★1着馬の生産牧場に「タイトルホルダー」の2025年種付権利を付与【スタリオンシリーズ競走】

前年ハイライト

レースの序盤から向正面にかけては、まずハナに立ったエンリルをネクサスハートらが追う展開。3コーナーでベルピットが2番手に上がり、先頭のエンリルに迫りましたが、残り600m地点を過ぎたところで転倒したエンリルにベルピットらが巻き込まれ、後続の馬を含む計6頭が競走を中止しました。替わって先頭に立ったのは、中団から外めを周って押し上げていたシルトプレ。落馬を逃れたアナザートゥルースがゴール前の直線半ばまで食い下がったものの、最後はシルトプレが4馬身突き放し、通算6度目の重賞制覇を果たしています。

データ分析

馬格が明暗を分けそう。過去5年の前走馬体重区分別成績を見ると、510kg未満の馬は[5-4-2-23](3着内率32.4%)、510kg以上の馬は[0-1-3-28](3着内率12.5%)です。なお、2020年以降の過去4年に限ると、510kg未満の馬は[4-4-2-19](3着内率34.5%)、510kg以上の馬は[0-0-2-23](3着内率8.0%)でした。大型馬は強調できません。

上位人気馬はそれなりに信頼できる

過去5年の単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[4-3-0-3](3着内率70.0%)、3番人気から8番人気の馬は[1-2-5-22](3着内率26.7%)、9番人気以下の馬は[0-0-0-26](3着内率0.0%)となっています。まずは前評判の高い馬に注目するべきでしょう。

表1単勝人気順別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1 2 0 2 5 20.0% 60.0% 60.0%
2番人気 3 1 0 1 5 60.0% 80.0% 80.0%
3番人気 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
4番人気 0 0 1 4 5 0.0% 0.0% 20.0%
5番人気 0 0 1 4 5 0.0% 0.0% 20.0%
6番人気 0 1 2 2 5 0.0% 20.0% 60.0%
7番人気 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 0 1 1 3 5 0.0% 20.0% 40.0%
9番人気 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0 0 0 4 4 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
このレースと相性の良いジョッキーに注目

過去5年の騎手別成績を見ると、3着以内となった回数が2回以上の現役ジョッキーは、石川倭騎手、岩橋勇二騎手、落合玄太騎手、服部茂史騎手、宮崎光行騎手の5名となっています。なお、このうち岩橋勇二騎手、服部茂史騎手、宮崎光行騎手の3名は、異なる複数の馬で3着以内となった経験がありました。今後も出走してきたら目が離せません。

表2騎手別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着 以下 総数 勝率 連対率 3着内率
落合玄太 2 0 0 3 5 40.0% 40.0% 40.0%
石川倭 1 1 0 2 4 25.0% 50.0% 50.0%
岡部誠 1 0 0 2 3 33.3% 33.3% 33.3%
宮崎光行 0 2 0 1 3 0.0% 66.7% 66.7%
岩橋勇二 0 1 2 2 5 0.0% 20.0% 60.0%
服部茂史 0 1 1 3 5 0.0% 20.0% 40.0%
吉原寛人 0 0 1 3 4 0.0% 0.0% 25.0%
笹川翼 0 0 1 1 2 0.0% 0.0% 50.0%
その他の騎手 1 0 0 34 35 2.9% 2.9% 2.9%
どちらかと言えば外枠有利

過去5年の枠番別成績を見ると、1枠から4枠の馬は[0-1-1-25](3着内率7.4%)、5枠から8枠の馬は[5-4-4-26](3着内率33.3%)となっています。内寄りの枠に入った馬は割り引きが必要です。

表3枠番別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1枠 0 0 1 5 6 0.0% 0.0% 16.7%
2枠 0 0 0 7 7 0.0% 0.0% 0.0%
3枠 0 1 0 6 7 0.0% 14.3% 14.3%
4枠 0 0 0 7 7 0.0% 0.0% 0.0%
5枠 1 1 3 4 9 11.1% 22.2% 55.6%
6枠 3 1 0 6 10 30.0% 40.0% 40.0%
7枠 1 1 1 7 10 10.0% 20.0% 30.0%
8枠 0 1 0 9 10 0.0% 10.0% 10.0%
直近の競走成績を素直に評価したい

過去5年の前走着順別成績を見ると、1着の馬は[2-3-1-9](3着内率40.0%)、2着から6着の馬は[3-2-4-32](3着内率22.0%)、7着以下の馬は[0-0-0-10](3着内率0.0%)となっています。なお、2020年以降の過去4年に限ると、1着の馬は[1-3-1-7](3着内率41.7%)、2着から4着の馬は[2-1-3-16](3着内率27.3%)、5着以下の馬は[1-0-0-19](3着内率5.0%)でした。前走好走馬、特に前走を勝ち切っている馬は、有力と見て良いでしょう。

表4前走着順別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1着 2 3 1 9 15 13.3% 33.3% 40.0%
2着 1 1 1 9 12 8.3% 16.7% 25.0%
3着 0 0 1 6 7 0.0% 0.0% 14.3%
4着 1 1 1 6 9 11.1% 22.2% 33.3%
5着 1 0 0 8 9 11.1% 11.1% 11.1%
6着 0 0 1 3 4 0.0% 0.0% 25.0%
7着 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
8着 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
11着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%

(伊吹 雅也)

有力馬情報

アナザートゥルース(セ10・田中淳司厩舎)



 昨年の当レースでは3コーナーでのアクシデントから難を逃れ、シルトプレから4馬身差の2着。オフシーズンは東海桜花賞(4月9日、名古屋競馬場)を快勝したほか、ダートグレード戦線でも入着を重ねた。その後休養を経て3戦2勝、前走の道営記念指定競走、レイデオロ・プレミアム(10月9日)も4馬身差完勝と、10歳にしてますます盛んな走りをアピールしている。メンバー随一の経験値を武器に、半兄・ルールソヴァールから続く「グランプリ制覇」の悲願が成就するか。(ファン投票第3位)


スギノプリンセス(牝4・田中正二厩舎)



 2歳5月に田中正二厩舎でデビューし、4戦目の未勝利戦から4連勝でブロッサムカップを制覇。南関東へ移籍後は牝馬クラシック戦線に挑んだ後、秋のSI・ロジータ記念(川崎競馬場)で2着。今年夏にホッカイドウ競馬へ再転入後は、2走前のグランシャリオクイーンズ(10月10日)3着の後、前走のサートゥルナーリア・プレミアム(10月23日)で約1年3カ月ぶりの白星を挙げた。大舞台に花を添える紅一点が、16年タイムビヨンド以来8年ぶりの、牝馬による当レース制覇を狙う。


ニシケンボブ(牡4・小国博行厩舎)



 昨年は3歳三冠路線を完走し全て銀メダル。ダービーグランプリ(盛岡競馬場)でもミックファイアから1秒0差の5着に入った。その後は7戦6勝、敗れた一戦は2走前のくろゆり賞(8月15日、笠松競馬場)のみと抜群の安定感を示し、前走のコントレイル・プレミアム(9月25日)では、59kgを背負いながらJRA重賞3勝馬スワーヴアラミス、北海優駿を勝ったパッションクライ以下を完封した。ここまでベルピットとの直接対決では5度とも先着を許しているが、大舞台で逆転を誓う。(ファン投票第5位)


ベルピット(牡4・角川秀樹厩舎)



 始動戦のゆうべつチューリップフェア特別(4月25日)を大差勝ちして以来、今シーズンここまで5戦5勝とパーフェクトな成績。地元重賞4戦の着差の合計は22馬身と、3歳三冠を獲得した昨シーズンと比べても、さらに充実した1年となったのは誰の目にも明らかだ。ここまで来たからには、次なる使命は昨年の悪夢を払拭する走りを見せること。ファン投票第1位の期待に応え、厩舎の先輩・スーパーステションが18年に達成した「古馬中距離重賞完全制覇」を果たせるか。(ファン投票第1位)


ミソ(牡3・五十嵐冬樹厩舎)



 デビューは2歳8月と比較的遅めの始動となったが、距離を延ばしつつ経験を積み、3歳クラシック第一冠の北斗盃(5月2日)は、ブラックバトラーを最後まで追いつめて1馬身差の2着。その後北海優駿(6月13日)5着、王冠賞(8月1日)4着と、三冠路線で安定した走りを続けた。3歳馬の当レース勝利となれば、19年リンノレジェンド以来5年ぶり。メンバー唯一の3歳馬が、若さと伸びしろ、そして確かな末脚を武器に、この大舞台をより味わい深いものとする。(ファン投票第14位)


※五十音順

※出走馬は10月31日現在の情報を基にしております。

ご注意:当ページの情報は、特定の馬の応援や勝馬の示唆をするものではありません。