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HOKKAIDO KEIBA 2024

RACE

サンライズカップ

H1

1800m

サンライズカップ

レースガイド

王者への道 若駒の夜明けを見届けよ

2001年、現在と同じ門別競馬場・ダート1,800mで第1回が行われる。03・04年の第3・4回、09から17年の第9から17回は1,700m、05から08年の第5から8回は旭川競馬場・ダート1,600mの条件で施行されていた。18年からは1,800mに距離が再変更、また20年からは格付けが従来のH2からH1に格上げされたことにより、大一番・JBC2歳優駿の指定競走としての価値がより高まっている。



★1着馬の馬主に「マクフィ」の2025年種付権利を付与【スタリオンシリーズ競走】

前年ハイライト

パッションクライとの先行争いを制し、まず1コーナーで先頭に立ったのはカプセル。2番手にパッションクライが、やや離れた3番手にブラックバトラーがつける形となって、そのまま向正面を通過しました。4コーナーに入ると各馬が先頭のカプセルを捕らえにかかり、ゴール前の直線入り口ではパッションクライが単独先頭に、ブラックバトラーが2番手に浮上。結局、早めに抜け出したパッションクライがそのままブラックバトラーらの追撃を凌ぎ切って、自身初の重賞制覇を果たしています。

データ分析

枠順が明暗を分ける可能性もありそう。過去5年の馬番別成績を見ると、1番から6番の馬は[2-4-4-19](3着内率34.5%)、7番から16番の馬は[3-1-1-12](3着内率29.4%)です。ただし、2021年以降の過去3年に限ると、1番から6番の馬は[2-3-3-9](3着内率47.1%)、7番から16番の馬は[1-0-0-7](3着内率12.5%)でした。近年はやや外枠不利と言えるでしょう。

1番人気馬はそれなりに堅実だが……

過去5年の単勝人気順別成績を見ると、1番人気の馬は[0-2-2-1](3着内率80.0%)、2番人気から6番人気の馬は[5-2-2-16](3着内率36.0%)、7番人気以下の馬は[0-1-1-14](3着内率12.5%)となっています。上位人気勢の成績が極端に悪いわけではないものの、人気薄の馬が上位に食い込んだ例も少なくありません。

表1単勝人気順別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番人気 0 2 2 1 5 0.0% 40.0% 80.0%
2番人気 0 2 0 3 5 0.0% 40.0% 40.0%
3番人気 2 0 0 3 5 40.0% 40.0% 40.0%
4番人気 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
5番人気 2 0 0 3 5 40.0% 40.0% 40.0%
6番人気 0 0 2 3 5 0.0% 0.0% 40.0%
7番人気 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 0 0 1 3 4 0.0% 0.0% 25.0%
9番人気 0 1 0 3 4 0.0% 25.0% 25.0%
10番人気 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
ここ2年連続で阿部龍騎手と桑村真明騎手が連対

過去5年の騎手別成績を見ると、3着以内となった回数が2回以上の現役ジョッキーは、阿部龍騎手・亀井洋司騎手・桑村真明騎手・服部茂史騎手・山本咲希到騎手の5名となっています。ちなみに、2022年以降の過去2年は、いずれも阿部龍騎手と桑村真明騎手によるワンツーフィニッシュ決着でした。近年の当レースと相性が良いジョッキーとして、引き続きマークしておきたいところです。

表2騎手別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着 以下 総数 勝率 連対率 3着内率
阿部龍 1 1 0 3 5 20.0% 40.0% 40.0%
桑村真明 1 1 0 3 5 20.0% 40.0% 40.0%
宮崎光行 1 0 0 2 3 33.3% 33.3% 33.3%
阪野学 1 0 0 1 2 50.0% 50.0% 50.0%
落合玄太 1 0 0 3 4 25.0% 25.0% 25.0%
山本咲希到 0 1 1 0 2 0.0% 50.0% 100.0%
服部茂史 0 1 1 2 4 0.0% 25.0% 50.0%
亀井洋司 0 0 2 0 2 0.0% 0.0% 100.0%
石川倭 0 0 1 2 3 0.0% 0.0% 33.3%
その他の騎手 0 1 0 15 16 0.0% 6.3% 6.3%
前走好走馬が優勢

過去5年の前走着順別成績を見ると、2着以内の馬は[4-4-2-11](3着内率47.6%)、3着から5着の馬は[1-1-3-15](3着内率25.0%)、6着以下の馬は[0-0-0-5](3着内率0.0%)となっています。前走着順が良い馬ほど信頼できるレースなので、大敗直後の馬は評価を下げるべきでしょう。

表3前走着順別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1着 3 3 1 7 14 21.4% 42.9% 50.0%
2着 1 1 1 4 7 14.3% 28.6% 42.9%
3着 1 0 1 4 6 16.7% 16.7% 33.3%
4着 0 0 1 5 6 0.0% 0.0% 16.7%
5着 0 1 1 6 8 0.0% 12.5% 25.0%
6着 0 0 0 4 4 0.0% 0.0% 0.0%
11着 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
馬格をチェックしておきたい

過去5年の前走馬体重区分別成績を見ると、450kg未満の馬は[0-0-1-5](3着内率16.7%)、450kg以上500kg未満の馬は[5-5-4-17](3着内率45.2%)、500kg以上の馬は[0-0-0-9](3着内率0.0%)となっています。極端に小柄な馬、極端な大型馬は、それぞれ過信禁物と見ておいた方が良いかもしれません。

表4前走馬体重区分別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
420kg台 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
430kg台 0 0 1 1 2 0.0% 0.0% 50.0%
440kg台 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
450kg台 0 3 2 2 7 0.0% 42.9% 71.4%
460kg台 2 0 1 1 4 50.0% 50.0% 75.0%
470kg台 1 1 1 6 9 11.1% 22.2% 33.3%
480kg台 1 1 0 5 7 14.3% 28.6% 28.6%
490kg台 1 0 0 3 4 25.0% 25.0% 25.0%
500kg台 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
510kg台 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
520kg台 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%

(伊吹 雅也)

有力馬情報

エイシンキャプテン(牡2・田中淳司厩舎)



 デビュー2戦目のパール特別(6月26日)では初めての1,700m戦となったが、ソルジャーフィルドとの追い比べを演じて2着。続くコスモス賞(8月11日、札幌競馬場)は、初めての芝コースながら、JRAの2頭に続いての3着と善戦していた。前走のブルーサファイア特別(9月11日)は、栄冠賞2着馬ウィルオレオールの3着に敗れたが、デビューから4戦して【1-1-2-0】と、堅実な走りは大きな持ち味。重賞の舞台でも安定感のあるレースぶりで、上位進出をもくろむ。


ソルジャーフィルド(牡2・川島洋人厩舎)



 パール特別(6月26日)で後方から差し切って1,700mの距離を克服すると、続くウィナーズチャレンジ3競走(8月1日)では、後にジュニアグランプリ(盛岡競馬場)を制したキングミニスターに2秒1の大差をつけるというインパクトのある走りを披露。前走のブリーダーズゴールドジュニアカップ(8月22日)も、僚馬・リコースパローに最後まで詰め寄った。ライバルを逆転し、現役時代に全日本2歳優駿を制し、砂の2歳王者の座に輝いた父・ルヴァンスレーヴ同様、若きスターとして勝ち名乗りを挙げる。


ナンパセン(牡2・田中淳司厩舎)



 1,200mのフレッシュチャレンジ(6月5日)では好発進から2着馬以下に6馬身の差をつけて圧勝。3戦目のオープン・強心臓キクチで特別(7月18日)を差し切ると、前走のサードニクス特別(8月28日)でも直線の追い比べを制し、3勝目を挙げた。敗戦を糧に徐々に成長を重ね、1,200mの1,700mのオープン特別を勝利。距離を問わずオールマイティーに活躍できるのは強みとなりそうで、岩手競馬のリーディングジョッキー・山本聡哉騎手とのコンビも魅力だろう。


フィエレッツァ(牡2・田中淳司厩舎)



 1,200mのフレッシュチャレンジ(6月20日)を2番手追走から押し切ってデビュー勝ちを収めると、続くサッポロクラシックカップ(8月8日)では、重賞のハイラップに戸惑いを見せたのか5着に敗れたが、1,700mに距離を延ばした前走のサードニクス特別では、メンバー中最速となる上がり3ハロン38秒6の末脚を繰り出し、ナンパセンの2着と善戦した。いとこにはJRAのダート重賞戦線で活躍中のオメガギネスがおり、血統的な裏付けもありそう。重賞の舞台でも注目が集まりそうだ。


リコースパロー(牡2・川島洋人厩舎)



 1,100mのフレッシュチャレンジ(5月8日)を8馬身差で圧勝すると、続くターフチャレンジ1(7月9日)も2番手から力強く抜け出して連勝。重賞初挑戦となったブリーダーズゴールドジュニアカップでは、先手を取りながら上がりもメンバー中最速の時計でまとめ、3連勝でタイトル獲得を果たした。無敗での当レース制覇となれば、05年カネマサドゥイット以来19年ぶりの快挙。JBC2歳優駿と同舞台での試走を白星で飾り、地元・ホッカイドウ競馬の代表として大一番へ向かえるか。


※五十音順

※出走馬は9月26日現在の情報を基にしております。

ご注意:当ページの情報は、特定の馬の応援や勝馬の示唆をするものではありません。