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2023.10.11(水)

ブロッサムカップ

H21700m

レースガイド

「その先」の開花へ 乙女たちの闘いも佳境

2013年、2歳牝馬重賞として創設。当初は道営記念当日、年度開催最終日のアンダーカードに設定されていた。第1・2回は1,200m、内回りコースが創設された第3回に1,600mという距離の変遷を経て、18年の第6回より現在の1,700mに改められた。2歳牝馬限定戦としては最も長い距離を舞台に行われる1戦は、牡馬相手のJBC2歳優駿、またオフシーズンの他地区遠征をもくろむ陣営にとってもステップに位置づけられそうだ。



★1着馬の馬主に「ニューイヤーズデイ」の2024年種付権利を付与【スタリオンシリーズ競走】

前年ハイライト

スタート直後からティーズアイランドとインプローヴィングが先行争いを繰り広げ、この2頭が後続をやや引き離して向正面へ。そこから少しずつ後続が追い上げ、4コーナーでスギノプリンセスが先頭を奪いました。ゴール前の直線では中団から押し上げたコパノオレゴン・サルトアンヘルが脚を伸ばしたものの、結局先に抜け出したスギノプリンセスがセーフティリードを保ったまま入線。2着のサルトアンヘルに3馬身差をつける完勝で自身初の重賞制覇を果たしています。

データ分析

過去5年の負担重量別成績を見ると、54.0kg以下の馬は[2-0-4-22](3着内率21.4%)、54.0kg超の馬は[3-5-1-10](3着内率47.4%)です。ちなみに、過去3年の負担重量別成績を見ると、54.0kg以下の馬は[0-0-2-14](3着内率12.5%)、54.0kg超の馬は[3-3-1-4](3着内率63.6%)でした。ブロッサムカップは番組賞金の金額に応じた負担重量を課される別定競走ですが、負担重量が比較的重い実績馬は、相応に高く評価するべきでしょう。

上位人気馬はそれなりに堅実だが……

過去5年の単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[4-2-1-8](3着内率46.7%)、4番人気から10番人気の馬は[1-3-4-22](3着内率26.7%)、11番人気以下の馬は[0-0-0-2](3着内率0.0%)となっています。上位人気グループの馬はそれなりに優秀な好走率をマークしているものの、人気薄の伏兵が上位に食い込んだ例も少なくありません。

表1単勝人気別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着 以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2 0 1 2 5 40.0% 40.0% 60.0%
2番人気 2 0 0 3 5 40.0% 40.0% 40.0%
3番人気 0 2 0 3 5 0.0% 40.0% 40.0%
4番人気 0 1 0 4 5 0.0% 20.0% 20.0%
5番人気 0 1 0 4 5 0.0% 20.0% 20.0%
6番人気 0 0 3 2 5 0.0% 0.0% 60.0%
7番人気 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
9番人気 0 0 1 2 3 0.0% 0.0% 33.3%
10番人気 0 1 0 1 2 0.0% 50.0% 50.0%
11番人気 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
角川秀樹調教師、田中淳司調教師が好成績

過去5年の調教師別成績を見ると、3着以内となった回数が2回以上の現役トレーナーは、角川秀樹調教師、田中淳司調教師の2名となっています。なお、2016年以前を含む調教師別の通算勝利数を見ると、角川秀樹調教師が3勝で単独トップ、米川昇調教師が2勝で単独2位でした。これらのトレーナーは、このレースと比較的相性が良い調教師と言えそうです。

表2調教師別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着 以下 総数 勝率 連対率 3着内率
角川秀樹 2 1 1 7 11 18.2% 27.3% 36.4%
田中正二 1 0 0 2 3 33.3% 33.3% 33.3%
米川昇 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
櫻井拓章 1 0 0 0 1 100.0% 100.0% 100.0%
田中淳司 0 1 3 3 7 0.0% 14.3% 57.1%
佐久間雅貴 0 1 0 0 1 0.0% 100.0% 100.0%
川島洋人 0 1 0 2 3 0.0% 33.3% 33.3%
小野望 0 0 1 5 6 0.0% 0.0% 16.7%
その他の調教師 0 1 0 9 10 0.0% 10.0% 10.0%
大敗直後の馬は強調できない

過去5年の前走着順別成績を見ると、5着以内の馬は[5-5-3-16](3着内率44.8%)、6着から10着の馬は[0-0-2-9](3着内率18.2%)、11着以下の馬は[0-0-0-7](3着内率0.0%)となっています。たとえ前走が格の高いレースだったとしても、大きく敗れたばかりの馬は過信禁物と見るべきでしょう。

表3前走着順別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着 以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1着 2 1 0 5 8 25.0% 37.5% 37.5%
2着 2 0 1 2 5 40.0% 40.0% 60.0%
3着 0 0 0 4 4 0.0% 0.0% 0.0%
4着 0 2 2 3 7 0.0% 28.6% 57.1%
5着 1 2 0 2 5 20.0% 60.0% 60.0%
6着 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
7着 0 0 1 1 2 0.0% 0.0% 50.0%
8着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
9着 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
10着 0 0 1 0 1 0.0% 0.0% 100.0%
11着 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
12着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
13着 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
14着 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
前走距離が明暗を分けそう

過去5年の前走距離別成績を見ると、1500m以下の馬は[0-4-0-21](3着内率16.0%)、1500m超の馬は[5-1-5-11](3着内率50.0%)となっています。1500m以下のレースを経由してきた馬は、思い切って評価を下げた方が良いかもしれません。

表4前走距離別成績(過去5年)
1着 2着 3着 4着 以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1000m 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
1200m 0 4 0 16 20 0.0% 20.0% 20.0%
1400m 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
1500m 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
1600m 1 1 2 3 7 14.3% 28.6% 57.1%
1700m 4 0 1 4 9 44.4% 44.4% 55.6%
1800m 0 0 2 4 6 0.0% 0.0% 33.3%

(伊吹 雅也)

有力馬情報

アメリアハート(牝2・小野望厩舎)



 重賞初挑戦のフルールC(8月24日)は4着だったが、続くフローラルC(9月6日)では直線で馬群から鮮やかに抜け出し、重賞初制覇を飾った。今回はライバルと比べて斤量の重い56kgとなるが、前走のラピスラズリ特別(9月26日)でも同斤量で2着に入っており心配はなさそう。重賞連勝で「2歳中距離女王」の座を手にできるか注目したい。


ヴィヴィアンエイト(牝2・齊藤正弘厩舎)



 1,100mのJRA認定フレッシュチャレンジ(8月9日)では軽快な速力を生かしてハナ差で逃げ切ると、続くフローラルCでは大外から鋭く脚を伸ばして3着。展開の助けもあったとはいえ、キャリア2戦目、初めての距離で結果を出したのは評価できる。豊富な伸びしろと自在性を生かして、2度目の重賞挑戦でさらに前進をもくろむ。


ハニービート(牝2・山口竜一厩舎)



 2戦目の未勝利戦(7月18日)を鮮やかに差し切ると、距離を1,600mに延ばしたJRA認定アタックチャレンジ(8月16日)を3馬身差の快勝。重賞初挑戦となったフローラルCは2着だったが、3-4コーナーで追い上げると、勝ったアメリアハートを最後まで追いつめていた。デビュー以来連を外していない安定感を武器に、ここも上位進出を狙う。


フリーパスポート(牝2・角川秀樹厩舎)



 アザワク、ソロユニットと、姉には同じ角川秀樹厩舎で活躍した牝馬が並ぶ良血馬。オープン昇級後の2戦は5、7着とひと息の競馬が続いているが、デビュー3戦目で1,700mのJRA認定アタックチャレンジ(6月22日)を勝利しており、この距離で実績があるのは大きな強みだろう。血統の力と距離への経験値を、重賞の舞台でアピールできるか注目だ。


モズミギカタアガリ(牝2・米川昇厩舎)



 前走のフローラルCは7着に敗れたが、先行勢にとっては厳しい展開を逃げたのも影響した。夏にはクローバー賞(JRA札幌競馬場)へ遠征し、6着ながらも勝ち馬からは1秒0差と見せ場は作っていた。能検では荒削りながらも後方から鋭く差し切り、1,100mのフレッシュチャレンジ(5月11日)を軽快に逃げ切り。3度目の重賞挑戦で素質を開花させるか。


※五十音順

※出走馬は10月5日現在の情報をもとにしております。

ご注意:当ページの情報は、特定の馬の応援や勝馬の示唆をするものではありません。

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