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2022.10.4(火)

ブロッサムカップ

H21700m

レースガイド

深まる秋に開花宣言 少女たちの試練は続く

2013年に創設。当初はエーデルワイス賞後の2歳牝馬戦線の総決算として、シーズン閉幕日・道営記念のアンダーカードとして施行されていた。第3回の15年には、門別競馬場に内回りコースが創設されたことに伴い、内回り1,600mに施行距離が変更。18年の第6回から、現在の1,700mに改められた。2歳牝馬にとっては若干タフな印象もある中距離戦。10月初旬に開催時期が移行されたことで、JBC2歳優駿で牡馬に挑むか、はたまた他地区の重賞へ参戦するか…というように、その後の多様な選択肢を示唆する一戦となった。



★1着馬の馬主に「ニューイヤーズデイ」の2023年種付権利を付与【スタリオンシリーズ競走】

前年ハイライト

レースの序盤から中盤にかけては、スタート直後の先行争いから抜け出したアテナを、カーロデスティーノらが追う展開。3~4コーナーでカーロデスティーノが先頭に立ち、中団からコスモポポラリタが2番手までポジションを押し上げ、ゴール前の直線に入りました。
カーロデスティーノとコスモポポラリタの追い比べは決勝線まで続いたものの、最終的にはコスモポポラリタがアタマ差だけ先着。前走のフローラルカップに続く自身2度目の重賞制覇を果たしています。

データ分析

負担重量に注目しておいた方が良さそう。過去5年の負担重量別成績を見ると、54.0kg以下の馬は[2-1-4-26](3着内率21.2%)、54.0kg超の馬は[3-4-1-12](3着内率40.0%)です。
なお、過去2年の負担重量別成績を見ると、54.0kg以下の馬は[0-0-1-10](3着内率9.1%)、54.0kg超の馬は[2-2-1-3](3着内率62.5%)でした。ブロッサムカップは番組賞金の金額に応じた負担重量を課される別定競走ですが、ごく近年の傾向を重視するなら、負担重量の重い実績馬を高く評価すべきでしょう。

上位人気馬はそれなりに堅実だが……

過去5年の単勝人気順別成績を見ると、3番人気以内の馬は[3-3-1-8](3着内率46.7%)、4~10番人気の馬は[2-2-4-24](3着内率25.0%)、11番人気以下の馬は[0-0-0-6](3着内率0.0%)となっています。上位人気に推された馬がまずまず優秀な好走率をマークしているとはいえ、人気薄の伏兵が上位に食い込んだ例も少なくありません。

表1単勝人気順別成績(過去5年)
単勝人気順 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1 0 1 3 5 20.0% 20.0% 40.0%
2番人気 2 1 0 2 5 40.0% 60.0% 60.0%
3番人気 0 2 0 3 5 0.0% 40.0% 40.0%
4番人気 0 0 1 4 5 0.0% 0.0% 20.0%
5番人気 1 1 0 3 5 20.0% 40.0% 40.0%
6番人気 0 0 2 3 5 0.0% 0.0% 40.0%
7番人気 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
9番人気 0 0 1 3 4 0.0% 0.0% 25.0%
10番人気 0 1 0 2 3 0.0% 33.3% 33.3%
11番人気 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
角川秀樹調教師、田中淳司調教師が好成績

過去5年の調教師別成績を見ると、3着以内となった回数が2回以上なのは、角川秀樹調教師、田中淳司調教師の2名となっています。なお、2016年以前を含む調教師別の通算勝利数を見ると、角川秀樹調教師が3勝で単独トップ、米川昇調教師が2勝で単独2位でした。これらのトレーナーは、このレースと比較的相性が良い調教師と言えそうです。

表2調教師別成績(過去5年)
調教師 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
角川秀樹 2 1 0 6 9 22.2% 33.3% 33.3%
米川昇 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
櫻井拓章 1 0 0 0 1 100.0% 100.0% 100.0%
田中淳司 0 1 3 3 7 0.0% 14.3% 57.1%
佐久間雅貴 0 1 0 0 1 0.0% 100.0% 100.0%
川島洋人 0 1 0 2 3 0.0% 33.3% 33.3%
小野望 0 0 1 4 5 0.0% 0.0% 20.0%
田中正二 0 0 1 3 4 0.0% 0.0% 25.0%
その他の調教師 1 1 0 16 18 5.6% 11.1% 11.1%
大敗直後の馬は強調できない

過去5年の前走着順別成績を見ると、5着以内の馬は[5-5-3-19](3着内率40.6%)、6着以下の馬は[0-0-2-19](3着内率9.5%)となっています。たとえ前走が格の高いレースだったとしても、大きく敗れたばかりの馬は過信禁物と見るべきでしょう。

表3前走着順別成績(過去5年)
前走着順別成績 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1着 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
2着 3 1 1 2 7 42.9% 57.1% 71.4%
3着 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
4着 0 2 2 4 8 0.0% 25.0% 50.0%
5着 1 2 0 4 7 14.3% 42.9% 42.9%
6着 0 0 0 6 6 0.0% 0.0% 0.0%
7着 0 0 1 3 4 0.0% 0.0% 25.0%
8着 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
9着 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
10着 0 0 1 1 2 0.0% 0.0% 50.0%
11着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
12着 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
前走の距離が明暗を分けそう

過去5年の前走距離別成績を見ると、1500m以下の馬は[1-4-1-26](3着内率18.8%)、1500m超の馬は[4-1-4-12](3着内率42.9%)となっています。
なお、門別ダ1700mで施行された過去4年の前走距離別成績を見ると、1500m以下の馬は[0-3-0-17](3着内率15.0%)、1500m超の馬は[4-1-4-10](3着内率47.4%)でした。1500m以下のレースを経由してきた馬は、思い切って評価を下げた方が良いかもしれません。

表4前走距離別成績(過去5年)
前走距離別成績 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1000m 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
1200m 1 3 1 20 25 4.0% 16.0% 20.0%
1400m 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
1500m 0 1 0 3 4 0.0% 25.0% 25.0%
1600m 1 1 2 3 7 14.3% 28.6% 57.1%
1700m 3 0 0 5 8 37.5% 37.5% 37.5%
1800m 0 0 2 4 6 0.0% 0.0% 33.3%

(伊吹 雅也)

有力情報馬



☆インプローヴィング(牝2歳・角川秀樹厩舎)


 デビューから5戦目の牝馬限定未勝利(7月27日)で初勝利。近況は内回りのマイル戦で先行し3着、前走は1,700m戦で逃げ切りと、距離を延ばしたことで着実に成果を挙げつつある。母のフィーリンググーは現役時代、栄冠賞2着、エーデルワイス賞4着など当地で活躍。母があと一歩届かなかった重賞タイトルをつかめるか。


☆コパノオレゴン(牝2歳・角川秀樹厩舎)


 半兄は18年に兵庫の3歳三冠・菊水賞を制したアゼツライト。デビュー戦のJRA認定スーパーフレッシュチャレンジ競走2(5月3日)2着から、一貫して中距離路線を歩んでいる。1,700mの距離では2、1、4着と、掲示板を外さない安定感が魅力。豊富なスタミナを武器に、フローラルカップ(5着)に続く2度目の重賞挑戦で上位進出を狙う。


☆サルトアンヘル(牝2歳・田中淳司厩舎)


 デビュー戦(5着)から出走取消を挟み、およそ2カ月ぶりの実戦となった2戦目で初勝利。前走のJRA認定ウィナーズチャレンジ5競走(9月14日)も直線で力強く抜け出し、目下3連勝中だ。追われてから確実に反応する末脚が最大の武器。距離延長、初の重賞挑戦でも、臆することなく立ち向かう。


☆スギノプリンセス(牝2歳・田中正二厩舎)


 1,500mに距離を延ばした4戦目で初勝利を挙げると、続くJRA認定アタックチャレンジ競走(8月17日)では、内回り1,600mのコースレコードを更新。続く2歳オープン競走(9月13日)は、4コーナーで先頭に立つ強気の競馬で、2着馬に1馬身半差をつけて快勝した。スピードと持久力の両方を武器に、4連勝で重賞制覇となるか。


☆パワトゥザピープル(牝2歳・米川昇厩舎)


 2度目の重賞挑戦となったフローラルカップ(8月10日)では、中団からじわじわと差を詰め、勝ったスティールグレイスからおよそ2馬身半差の3着と善戦した。母イエスアイキャンは1,800mの東京プリンセス賞(大井競馬場)で3着に入り、距離も問題なさそう。芝のすずらん賞(札幌競馬場)では14着と力を発揮できなかったが、巻き返しに注目だ。



(五十音順、文・山下広貴)

※出走馬は9月29日現在の情報をもとにしております。

ご注意:当ページの情報は、特定の馬の応援や勝馬の示唆をするものではありません。

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