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2022.7.7(木)

ノースクイーンカップ

H21800m

レースガイド

「北の女王」の冠は、大一番への道しるべ

2002年に創設。当時は1996年まで行われていた「クイーンカップ」以来の、ホッカイドウ競馬唯一の古牝馬重賞として実施されていた。
2010年に地方競馬の世代別牝馬重賞シリーズ『GRANDAME-JAPAN』が創設されると、格付けがH3からH2に昇格となり、14年にブリーダーズゴールドカップが牝馬限定戦に改められて以降は、その前哨戦として位置づけられている。文字通り「北の女王」の座を勝ち取り、交流重賞への挑戦権をつかむのはどの馬か見逃せない一戦だ。



★『GRANDAME-JAPAN2022』古馬シーズン対象競走

★『カウントアップL(レディス)』対象競走

★1~3着馬に「第34回ブリーダーズゴールドカップ」(8月11日、門別競馬場)の優先出走権を付与

★1着馬の生産牧場に「ダノンスマッシュ」の2023年種付権利を付与【スタリオンシリーズ競走】

前年ハイライト

スタート直後の先行争いから抜け出し、まずハナを切ったのはマリーンワン。2番手にはネーロルチェンテが、3番手にはコーラルツッキーが続き、この3頭が馬群を先導する形のまま3コーナーに入ります。
4コーナーでネーロルチェンテとコーラルツッキーがマリーンワンをかわし、中団からはアブソルートクインがポジションを押し上げ、ゴール前の直線はこの3頭の追い比べに。一旦はネーロルチェンテが抜け出しかけたものの、決勝線の手前でコーラルツッキーが並びかけ、最後はハナ差で勝利を収めました。

データ分析

過去5年の3着以内馬15頭中11頭は、前走単勝人気順が5番人気以内です。一方、前走単勝人気順が6番人気以下だった馬は[1-1-2-25](3着内率13.8%)なので、あまり強調できません。臨戦過程を比較する際は、直近のレース結果だけでなく、前走時点での人気にも注目しておくべきでしょう。

過去5年の3着以内馬はいずれも7番人気以内

過去5年の単勝人気順別成績を見ると、2番人気以内の馬は[3-1-2-4](3着内率60.0%)、3~7番人気の馬は[2-4-3-16](3着内率36.0%)、8番人気以下の馬は[0-0-0-16](3着内率0.0%)となっています。極端に注目度の低い馬が上位に食い込む可能性はそれほど高くなさそうです。

表1単勝人気順別成績(過去5年)
単勝人気順 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2 0 0 3 5 40.0% 40.0% 40.0%
2番人気 1 1 2 1 5 20.0% 40.0% 80.0%
3番人気 1 1 0 3 5 20.0% 40.0% 40.0%
4番人気 0 1 1 3 5 0.0% 20.0% 40.0%
5番人気 1 1 0 3 5 20.0% 40.0% 40.0%
6番人気 0 0 2 3 5 0.0% 0.0% 40.0%
7番人気 0 1 0 4 5 0.0% 20.0% 20.0%
8番人気 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0 0 0 4 4 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
相性の良いジョッキーに注目

過去5年の騎手別成績を見ると、3着以内となった回数が3回以上なのは、五十嵐冬樹騎手・桑村真明騎手の2名となっています。また、石川倭騎手・松井伸也騎手の2名は、2020年・2021年とここ2年連続で3着以内に好走を果たしました。これらのジョッキーは引き続きマークしておいた方が良いかもしれません。

表2騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
五十嵐冬樹 2 0 1 2 5 40.0% 40.0% 60.0%
松井伸也 1 1 0 0 2 50.0% 100.0% 100.0%
桑村真明 1 0 2 1 4 25.0% 25.0% 75.0%
吉原寛人 1 0 0 0 1 100.0% 100.0% 100.0%
阿部龍 0 2 0 0 2 0.0% 100.0% 100.0%
石川倭 0 1 1 3 5 0.0% 20.0% 40.0%
服部茂史 0 1 1 1 3 0.0% 33.3% 66.7%
その他の騎手 0 0 0 29 29 0.0% 0.0% 0.0%
所属と馬格をチェックしておきたい

過去5年の所属別成績を見ると、「北海道」の馬は[3-4-3-32](3着内率23.8%)、北海道以外の馬は[2-1-2-4](3着内率55.6%)となっています。今年も他地区からエントリーしてきた馬がいたら相応に高く評価すべきでしょう。
なお、所属が「北海道」、かつ前走馬体重区分が480kg未満の馬は[0-0-1-18](3着内率5.3%)と不振。「北海道」所属馬を比較する際は、馬格を重視したいところです。

表3所属別成績(過去5年)
所属別成績 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
北海道 3 4 3 32 42 7.1% 16.7% 23.8%
大井 1 0 1 3 5 20.0% 20.0% 40.0%
川崎 1 0 0 0 1 100.0% 100.0% 100.0%
佐賀 0 1 0 0 1 0.0% 100.0% 100.0%
船橋 0 0 1 0 1 0.0% 0.0% 100.0%
岩手 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
脚質も重要なポイント

過去5年の前走最終コーナー通過順別成績を見ると、2番手以内の馬は[4-4-1-3](3着内率75.0%)、3番手以下の馬は[1-1-4-33](3着内率15.4%)となっています。
ちなみに、前走レースがヒダカソウカップだった馬に限ると、3番手以内の馬は[3-3-2-3](3着内率72.7%)、4番手以下の馬は[0-0-1-19](3着内率5.0%)でした。前走で先行していた馬は比較的信頼できると見て良いでしょう。

表4前走最終コーナー通過順別成績(過去5年)
前走最終コーナー通過順 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番手 3 3 0 2 8 37.5% 75.0% 75.0%
2番手 1 1 1 1 4 25.0% 50.0% 75.0%
3番手 0 0 1 3 4 0.0% 0.0% 25.0%
4番手 0 0 0 7 7 0.0% 0.0% 0.0%
5番手 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
6番手 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
7番手 0 1 0 7 8 0.0% 12.5% 12.5%
8番手 0 0 1 2 3 0.0% 0.0% 33.3%
9番手 0 0 1 2 3 0.0% 0.0% 33.3%
10番手 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
11番手 1 0 0 2 3 33.3% 33.3% 33.3%
12番手 0 0 1 0 1 0.0% 0.0% 100.0%
13番手 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%

(伊吹 雅也)

有力情報馬



☆クーファアチャラ(牝5歳・田中淳司厩舎)


 デビュー戦で白星を挙げるなどJRAで2勝を挙げ、今シーズンから転入。転入初戦のヒダカソウカップ(5月19日)を鮮やかに逃げ切り、一躍牝馬戦線に名乗りを挙げた。前走の準重賞・えりもオープン(6月15日)こそ3着に敗れたが、最後まで追い比べに加わっていたことを考えれば、決して力負けではなさそう。持ち前の先行力を武器に、2つ目の重賞タイトル獲得をもくろむ。



☆コーラルツッキー(牝5歳・川崎=山崎裕也厩舎)


 昨年の当レースは霧のために5日遅れでの開催。遠征馬にとって不利な条件となったが、それでも直線での激しい追い比べをハナ差抜け出し、ホッカイドウ競馬所属時の19年エーデルワイス賞以来となる白星をもぎ取った。全5勝、うち重賞3勝全てをここ門別競馬場で挙げており、最も輝ける舞台で4つ目の勲章を狙えるかが争点だ。



☆サルサレイア(牝6歳・大井=堀千亜樹厩舎)


 一昨年にJRAから南関東へ転入した後は、20年クイーン賞(船橋競馬場)、翌21年兵庫サマークイーン賞(園田競馬場)でそれぞれ3着に入るなど、重賞戦線で入着を重ねてきた。2歳上の半姉は、牡馬相手のダートグレード競走でも結果を出し、2年連続で「NARグランプリ」4歳以上最優秀牝馬に選ばれたサルサディオーネ。姉に続けとばかりに、重賞制覇を狙う。



☆ニーズヘッグ(牝5歳・佐々木国明厩舎)


 今シーズン序盤にホッカイドウ競馬へ転入。移籍初戦のゲラニウム特別(6月1日)3着から臨んだえりもオープンでは、絶望的とも言える出遅れを克服して鮮やかに差し切った。ここも気性面が嚙み合うかどうかが鍵となりそうだが、JRAのダート中距離戦で3勝を挙げた実績を加味すれば、重賞戦線で通用しても不思議はない。



☆ネーロルチェンテ(牝5歳・米川昇厩舎)


 昨年の当レースはハナ差2着と惜敗したが、続くブリーダーズゴールドカップでは地元馬再先着の5着と健闘した。今年のヒダカソウカップは1番人気ながら6着と敗れたが、内回りの流れはこの馬にとって忙しい印象。昨秋のひだかオープン1着、前走のえりもオープン2着と牝馬の準重賞でも好走を続けており、地元の牝馬では上位の存在。19年ブロッサムカップ以来の重賞Vも十分に狙える。


(五十音順、文・山下広貴)

※出走馬は6月30日現在の情報をもとにしております。



ご注意:当ページの情報は、特定の馬の応援や勝馬の示唆をするものではありません。

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