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2022.6.23(木)

赤レンガ記念

H22000m

レースガイド

いつまでも変わらない伝統の重み 春の王者決定戦

競走名は1964年に「日本中央競馬会理事長賞」の名称で創設され、現存するホッカイドウ競馬の重賞の中では、道営記念に次ぐ歴史を持つ。札幌市にある北海道庁旧本庁舎の愛称を冠するレースだけあり、ホッカイドウ競馬の札幌開催を代表するレースとして長らく親しまれてきた。2015年に現在の門別競馬場・ダート2000mの条件に改められ、21年からはH3からH2に格上げ。チャンピオン・ディスタンスを舞台に、春の古馬重賞戦線の王者が決まる一戦だ。



★『カウントアップM(ミドル・マイル)』対象競走

★1着馬の生産牧場に「マインドユアビスケッツ」の2023年種付権利を付与【スタリオンシリーズ競走】

前年ハイライト

スタート直後からリンノレジェンドが先頭に立ち、テーオーフォースとステージインパクトがこれを追う形に。3頭が4番手以下を大きく引き離して3コーナーに入りました。
4コーナーではテーオーフォースがリンノレジェンドに迫ったものの、ゴール前の直線半ばでリンノレジェンドが再び突き放し、独走態勢に。後方から2番手まで追い込んだクインズサターンにも3馬身の差をつけ、逃げ切り勝ちを果たしています。

データ分析

今年もまずはコスモバルク記念組に注目した方が良さそう。過去5年の前走レース別成績を見ると、コスモバルク記念の馬は[5-2-4-12](3着内率47.8%)、その他のレースの馬は[0-3-1-11](3着内率26.7%)となっていました。
ちなみに、前走レースがコスモバルク記念、かつ前走単勝人気順が5番人気以内だった馬は2017年以降[5-2-4-8](3着内率57.9%)とより堅実。該当馬は高く評価すべきでしょう。

上位人気グループの馬が中心

過去5年の単勝人気順別成績を見ると、4番人気以内の馬は[5-4-4-7](3着内率65.0%)、5~6番人気の馬は[0-1-1-8](3着内率20.0%)、7番人気以下の馬は[0-0-0-8](3着内率0.0%)となっています。前評判の高い馬がそれなりに信頼できるレースと言えそうです。

表1単勝人気順別成績(過去5年)
単勝人気順 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2 2 0 1 5 40.0% 80.0% 80.0%
2番人気 1 1 1 2 5 20.0% 40.0% 60.0%
3番人気 1 0 1 3 5 20.0% 20.0% 40.0%
4番人気 1 1 2 1 5 20.0% 40.0% 80.0%
5番人気 0 0 1 4 5 0.0% 0.0% 20.0%
6番人気 0 1 0 4 5 0.0% 20.0% 20.0%
7番人気 0 0 0 4 4 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
相性の良いジョッキーを重視したい

過去5年の騎手順別成績を見ると、3着以内となった回数が3回以上なのは、五十嵐冬樹騎手、石川倭騎手、服部茂史騎手の3名となっています。なお、このうち五十嵐冬樹騎手と石川倭騎手は、いずれも異なる3頭の騎乗馬で1回ずつ3着以内に好走していました。今年も出走してきたら目が離せません。

表2騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
石川倭 2 0 1 0 3 66.7% 66.7% 100.0%
阿部龍 2 0 0 1 3 66.7% 66.7% 66.7%
宮崎光行 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
服部茂史 0 2 1 1 4 0.0% 50.0% 75.0%
五十嵐冬樹 0 1 2 0 3 0.0% 33.3% 100.0%
小野楓馬 0 1 0 0 1 0.0% 100.0% 100.0%
落合玄太 0 1 0 1 2 0.0% 50.0% 50.0%
桑村真明 0 0 1 4 5 0.0% 0.0% 20.0%
その他の騎手 0 0 0 12 12 0.0% 0.0% 0.0%
前走好走馬は堅実

過去5年の前走着順別成績を見ると、2着以内の馬は[4-4-2-7](3着内率58.8%)、3着以下の馬は[1-1-3-16](3着内率23.8%)となっています。なお、2018年以降の過去4年に限ると、2着以内の馬は[3-4-2-4](3着内率69.2%)、3着以下の馬は[1-0-2-13](3着内率18.8%)でした。直近のパフォーマンスを素直に評価しましょう。

表3前走着順別成績(過去5年)
前走着順別成績 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1着 3 2 1 6 12 25.0% 41.7% 50.0%
2着 1 2 1 1 5 20.0% 60.0% 80.0%
3着 0 0 1 4 5 0.0% 0.0% 20.0%
4着 0 0 0 4 4 0.0% 0.0% 0.0%
5着 1 0 0 3 4 25.0% 25.0% 25.0%
6着 0 0 1 2 3 0.0% 0.0% 33.3%
8着 0 1 1 1 3 0.0% 33.3% 66.7%
9着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
前走で積極的な競馬をしていた馬は狙い目

過去5年の前走最終コーナー通過順別成績を見ると、1番手の馬は[4-1-2-4](3着内率63.6%)、2番手以下の馬は[1-4-3-19](3着内率29.6%)となっています。
なお、2018年以降の過去4年に限ると、1番手の馬は[3-1-2-2](3着内率75.0%)、2番手以下の馬は[1-3-2-15](3着内率28.6%)でした。先頭でゴール前の直線に入る積極的な競馬をした直後の馬は、上位に食い込む可能性が比較的高いようです。

表4前走最終コーナー通過順別成績(過去5年)
前走最終コーナー通過順 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番手 4 1 2 4 11 36.4% 45.5% 63.6%
2番手 1 0 0 2 3 33.3% 33.3% 33.3%
3番手 0 1 0 2 3 0.0% 33.3% 33.3%
4番手 0 2 1 4 7 0.0% 28.6% 42.9%
5番手 0 1 0 8 9 0.0% 11.1% 11.1%
6番手 0 0 1 2 3 0.0% 0.0% 33.3%
7番手 0 0 1 1 2 0.0% 0.0% 50.0%

(伊吹 雅也)

有力情報馬



☆テーオーフォース(牡7歳・田中淳司厩舎)


 昨シーズンからホッカイドウ競馬へ転入し、転入初戦のコスモバルク記念2着を筆頭に、重賞戦線で堅実に着を重ねた。今年初戦のコスモバルク記念(4月21日)は、4コーナーで先頭に立つとそのまま後続を寄せ付けず、待望の重賞初制覇。重賞連覇で「善戦マン」を卒業し、一躍古馬路線の主役に躍り出るかが焦点となりそうだ。



☆トレイントレイン(牡6歳・黒川智貴厩舎)


 姉にはルージュロワイヤル・リンダリンダなど、ホッカイドウ競馬の重賞ウィナーがいる血統。JRAでデビューした後、ダートの中距離戦線で2勝を挙げた。今シーズン序盤にホッカイドウ競馬へ移籍し、当地2戦目のキタサンブラック・プレミアム(5月18日)では、今回と同じ2000m戦で移籍後初勝利。初めての重賞挑戦でも、臆することはないだろう。



☆ハセノパイロ(牡7歳・桧森邦夫厩舎)


 17年に船橋競馬場でデビューし、全日本2歳優駿3着(川崎競馬場)などの実績を挙げ、その年のNARグランプリ2歳最優秀牡馬を受賞。翌18年には東京ダービー(大井競馬場)を制し、世代の頂点に輝いた。4歳秋以来白星からは遠ざかっているが、活躍の舞台を北の大地に移した実績馬が、新天地で復活への足掛かりを作る。



☆リンノレジェンド(牡6歳・角川秀樹厩舎)


 3歳時から3シーズン連続で重賞を勝利しており、自分のリズムで運べた時のしぶとさは地元トップクラス。ただ、今年はスタートでの出遅れが目立ち、3戦して9、9、6着と本来の走りが見られないだけに、立て直しが求められる現状だ。鮮やかな逃げ切りを収めたこのレースで復活への糸口をつかみ、ふたたび古馬重賞戦線を盛り上げる存在になるか。



☆ルールソヴァール(セン10歳・田中淳司厩舎)


 一昨年の夏にホッカイドウ競馬へ転入後、当地門別では9戦して【4.3.2.0】と複勝圏を外していない堅実派。前走のキズナ・プレミアム(5月5日)はゴール前で力強く差し切り、10歳シーズンの初戦で健在をアピールした。豊富な経験と全国区の実績は、ここでも大きな武器となりそう。一昨年の旭岳賞以来、約2年ぶりの重賞制覇を狙う。



(五十音順、文・山下広貴)

※出走馬は6月16日現在の情報をもとにしております。

ご注意:当ページの情報は、特定の馬の応援や勝馬の示唆をするものではありません。

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