netkeiba

2022.6.16(木)

北海優駿(ダービー)

H12000m

レースガイド

「ダービー」馬の栄光を目指して 一生に一度の夢舞台

1973年に創設。岩見沢競馬場・ダート1,900mの条件で第1回が行われた。創設当初からしばらくの間は9~10月ころの秋季に施行されていたが、「ダービーWeek」の1戦に組み込まれた2007年に、開催時期が現在の6月に移設され、09年に現在と同じ門別2,000mの条件に改められた。今年50回の節目を迎える、ホッカイドウ競馬の「ダービー」。競走馬にとって、生涯に一度しか出走できない大舞台は、ほとんどの出走馬にとっては未知の領域となるチャンピオン・ディスタンスで争われる。

★『ダービーシリーズ2022』対象競走
★1着馬の馬主に「ルヴァンスレーヴ」の2023年種付権利を付与【スタリオンシリーズ競走】

前年ハイライト

レースの序盤は、スタート直後からハナに立ったコスモダラニをテイクアターン、リーチらが追う展開。3~4コーナーでリーチが先頭に立ち、ラッキードリームも中団から2番手までポジションを押し上げました。ゴール前の直線はこの2頭による追い比べとなりましたが、ラッキードリームが少しずつリーチとの差を広げ、最後は1馬身の差をつけて入線。離れた3着争いは後方から追い込んだオタクインパクトが制しています。

データ分析

大型馬を重視した方が良さそう。過去5年の前走馬体重区分別成績を見ると、490kg未満の馬は[1-2-1-26](3着内率13.3%)、490kg以上の馬は[4-3-4-16](3着内率40.7%)となっていました。馬格のない馬は過信禁物と見ておいた方が良いかもしれません。

1番人気馬は勝率8割

過去5年の単勝人気順別成績を見ると、1番人気の馬は[4-0-0-1](3着内率80.0%)、2~9番人気の馬は[1-5-5-28](3着内率28.2%)、10番人気以下の馬は[0-0-0-13](3着内率0.0%)となっています。人気薄の馬が上位に食い込んだ例もあるとはいえ、もっとも前評判の高い馬はそれなりに信頼して良さそうです。

表1単勝人気順別成績(過去5年)
単勝人気順 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番人気 4 0 0 1 5 80.0% 80.0% 80.0%
2番人気 0 1 0 4 5 0.0% 20.0% 20.0%
3番人気 0 0 4 1 5 0.0% 0.0% 80.0%
4番人気 0 1 0 4 5 0.0% 20.0% 20.0%
5番人気 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
6番人気 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
7番人気 0 1 1 3 5 0.0% 20.0% 40.0%
8番人気 1 1 0 3 5 20.0% 40.0% 40.0%
9番人気 0 1 0 3 4 0.0% 25.0% 25.0%
10番人気 0 0 0 4 4 0.0% 0.0% 0.0%
11番人気 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
このレースと相性が良い騎手に注目

過去5年の騎手別成績を見ると、3着以内となった回数が2回以上なのは、石川倭騎手・岩橋勇二騎手・桑村真明騎手・服部茂史騎手の4名となっています。ちなみに、過去全49回の騎手別勝利数を見ると、現役ジョッキーの中では4勝の宮崎光行騎手が単独トップ、3勝の五十嵐冬樹騎手・井上俊彦騎手・桑村真明騎手・服部茂史騎手が2位タイとなっていました。実績あるジョッキーの騎乗馬は高く評価すべきでしょう。

表2騎手別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
桑村真明 2 0 0 3 5 40.0% 40.0% 40.0%
石川倭 1 0 1 3 5 20.0% 20.0% 40.0%
五十嵐冬樹 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
村上忍 1 0 0 0 1 100.0% 100.0% 100.0%
岩橋勇二 0 1 2 2 5 0.0% 20.0% 60.0%
服部茂史 0 1 1 3 5 0.0% 20.0% 40.0%
井上俊彦 0 1 0 3 4 0.0% 25.0% 25.0%
坂下秀樹 0 1 0 0 1 0.0% 100.0% 100.0%
松井伸也 0 1 0 2 3 0.0% 33.3% 33.3%
宮崎光行 0 0 1 2 3 0.0% 0.0% 33.3%
その他の騎手 0 0 0 20 20 0.0% 0.0% 0.0%
内寄りの枠に入った馬は堅実

過去5年の馬番別成績を見ると、1~3番の馬は[1-2-5-7](3着内率53.3%)、4~8番の馬は[3-2-0-19](3着内率20.8%)、9~16番の馬は[1-1-0-16](3着内率11.1%)となっています。外寄りの枠から上位に食い込んだ馬もいますが、基本的には内枠有利・外枠不利なレースと言えそうです。

表3馬番別成績(過去5年)
馬番別成績 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番 0 0 3 2 5 0.0% 0.0% 60.0%
2番 0 1 2 2 5 0.0% 20.0% 60.0%
3番 1 1 0 3 5 20.0% 40.0% 40.0%
4番 0 1 0 4 5 0.0% 20.0% 20.0%
5番 0 0 0 4 4 0.0% 0.0% 0.0%
6番 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
7番 1 1 0 3 5 20.0% 40.0% 40.0%
8番 2 0 0 3 5 40.0% 40.0% 40.0%
9番 0 0 0 4 4 0.0% 0.0% 0.0%
10番 0 1 0 3 4 0.0% 25.0% 25.0%
11番 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
12番 1 0 0 2 3 33.3% 33.3% 33.3%
13番 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
14番 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
前走のパフォーマンスを素直に評価したい

過去5年の前走着順別成績を見ると、1着の馬は[4-1-2-6](3着内率53.8%)、2~5着の馬は[1-3-3-22](3着内率24.1%)、6着以下の馬は[0-1-0-14](3着内率6.7%)となっています。なお、前走のレースが北斗盃だった馬に限ると、前走着順が1着の馬は[3-0-0-2](3着内率60.0%)、2~5着の馬は[1-3-2-10](3着内率37.5%)、6着以下の馬は[0-1-0-9](3着内率10.0%)でした。一方、前走のレースが北斗盃ではなかった馬に限ると、前走着順が1着の馬は[1-1-2-4](3着内率50.0%)、2着以下の馬は[0-0-1-17](3着内率5.6%)です。主要な前哨戦である北斗盃の上位馬か、前走を勝ち切った馬が有力と見るべきでしょう。

表4前走着順別成績(過去5年)
前走着順別成績 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1着 4 1 2 6 13 30.8% 38.5% 53.8%
2着 0 1 0 5 6 0.0% 16.7% 16.7%
3着 0 1 1 7 9 0.0% 11.1% 22.2%
4着 1 0 2 6 9 11.1% 11.1% 33.3%
5着 0 1 0 4 5 0.0% 20.0% 20.0%
6着 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
8着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
9着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
11着 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
12着 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
13着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
14着 0 1 0 1 2 0.0% 50.0% 50.0%

(伊吹 雅也)

有力情報馬



☆エンリル(牡3歳・角川秀樹厩舎)


 2歳時に兼六園ジュニアカップ(金沢競馬場)1着、兵庫ジュニアグランプリ(園田競馬場)5着などの実績を挙げ、今年初戦の牡羊座特別(4月14日)を快勝。クラシック第1冠目の北斗盃(4月28日)では、逃げ粘ってシルトプレの2着と善戦した。1,800mのJBC2歳優駿は乱ペースの影響もあり13着に失速したが、自分のリズムなら残り目も十分だ。



☆クルードラゴン(セン3歳・松本隆宏厩舎)


 母は13年に東京2歳優駿牝馬(大井競馬場)を制したブルーセレブ。昨年7月に門別でデビュー後、当地では4戦未勝利に終わったが、冬場に名古屋で8戦3勝、今季開幕から再びホッカイドウ競馬に戻ると、1,700m戦で2連勝を挙げている。重賞挑戦は初めてとなるが、去勢とレース経験が確実に成長に結びついてきた印象で、勢いは軽視できないだろう。



☆クラグローリー(セン3歳・堂山芳則厩舎)


 デビュー8戦目の1,700m戦・JRA認定ウィナーズチャレンジ競走を勝利し、2歳時から長い距離への適性を示してきた。祖父クラキングオーが00年、祖母クラシャトルは94年、母クラキンコは10年にそれぞれ勝利を挙げているという、このレースとは非常に縁の深い血統の持ち主だ。ホッカイドウ競馬に脈々と受け継がれる血脈が、この大舞台で覚醒するか。



☆シルトプレ(牡3歳・米川昇厩舎)


 2歳時にホッカイドウ競馬所属として鎌倉記念(川崎競馬場)を勝利。南関東の重賞戦線でも安定した走りを続け、古巣・ホッカイドウ競馬へ再転入。その初戦となった北斗盃では、ゴール前で力強く差し切って重賞2勝目を挙げた。デビュー以来徐々に距離の壁を破りつつ、成長を遂げてきた1頭。初めての2,000mも克服し、2冠制覇を達成できるかが焦点だ。



☆マナホク(牡3歳・桧森邦夫厩舎)


 およそ8カ月の休養を経て臨んだシーズン開幕日の準重賞・ひだかオープン(4月13日)を勝利。続く北斗盃で3着、前走のルーラーシップ・プレミアム(5月31日)では、古馬A級馬を相手に白星を飾った。持ち前の鋭い決め手は、チャンピオン・ディスタンスの舞台でこそ生きるはず。年長馬を相手に培った経験を胸に、ダービーでの逆転をもくろむ。


(五十音順、文・山下広貴)

※出走馬は6月9日時点での情報をもとにしております。

ご注意:当ページの情報は、特定の馬の応援や勝馬の示唆をするものではありません。

レース一覧へ