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H2

ウポポイオータムスプリント 2021 / 9 / 23(木) 1200m

ウポポイオータムスプリント ウポポイオータムスプリント
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前年ハイライト

スタート直後の先行争いを制し、まず先頭に立ったのはオールドベイリー。これを2番手グループのエイシンバランサーらが追う形となります。オールドベイリーがリードを保ったままゴール前の直線に入り、そのまま粘り込みを図ったものの、3~4コーナーでポジションを押し上げていたソルサリエンテ、ソイカウボーイ、メイショウアイアンがゴールの直前で急襲。最後は差してきた3頭による写真判定の争いとなり、結局メイショウアイアンが優勝を果たしました。

データ分析

 2020年に創設されたばかりのレース。その2020年に1~3着となった3頭の前走最終コーナー通過順を見ると、1着のメイショウアイアンは10番手、2着のソルサリエンテは9番手、3着のソイカウボーイは4番手です。一方、前走最終コーナー通過順が2番手以内だった4頭はいずれも4着以下に敗れています。先行力の高さを活かしたいタイプは過信禁物と見ておいた方が良いかもしれません。

第1回は1番人気のメイショウアイアンが勝利

2020年に1~3着となった3頭の単勝人気順を見ると、1着のメイショウアイアンは1番人気、2着のソルサリエンテは4番人気、3着のソイカウボーイは2番人気でした。3連単は2520円の配当で決着。今年もまずは前評判の高い馬に注目すべきでしょう。

表1単勝人気順別成績(過去1年)
単勝人気順 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番人気 1 0 0 0 1 100.0% 100.0% 100.0%
2番人気 0 0 1 0 1 0.0% 0.0% 100.0%
3番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
4番人気 0 1 0 0 1 0.0% 100.0% 100.0%
5番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
6番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
7番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
田中淳司調教師の管理馬は高く評価したい

2020年に1~3着となった3頭の調教師を見ると、1着のメイショウアイアン、3着のソイカウボーイは田中淳司調教師の管理馬、2着のソルサリエンテは松本隆宏調教師の管理馬でした。今後も田中淳司調教師の管理馬がエントリーしてきたら見逃せません。

表2調教師別成績(過去1年)
調教師 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
田中淳司 1 0 1 1 3 33.3% 33.3% 66.7%
松本隆宏 0 1 0 0 1 0.0% 100.0% 100.0%
その他の調教師 0 0 0 6 6 0.0% 0.0% 0.0%
前走の出走頭数は多ければ多いほど良さそう

2020年に1~3着となった3頭の前走出走頭数を見ると、1着のメイショウアイアンは13頭、2着のソルサリエンテと3着のソイカウボーイは12頭でした。一方、前走出走頭数が11頭以下だった4頭はいずれも4着以下に敗れています。少頭数のレースを経由してきた馬は扱いに注意したいところです。

表3前走出走頭数別成績(過去1年)
前走出走頭数別 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
7頭 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
9頭 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
11頭 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
12頭 0 1 1 3 5 0.0% 20.0% 40.0%
13頭 1 0 0 0 1 100.0% 100.0% 100.0%
大型馬の方が信頼できるかも

2020年に1~3着となった3頭の前走馬体重を見ると、1着のメイショウアイアンは510kg、2着のソルサリエンテは508kg、3着のソイカウボーイは492kgでした。一方、前走馬体重が490kg未満だった4頭はいずれも4着以下に敗れています。基本的には馬格のある馬を重視すべきでしょう。

表4前走馬体重区分別成績(過去1年)
前走馬体重区分 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
460kg台 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
470kg台 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
480kg台 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
490kg台 0 0 1 0 1 0.0% 0.0% 100.0%
500kg台 0 1 0 2 3 0.0% 33.3% 33.3%
510kg台 1 0 0 1 2 50.0% 50.0% 50.0%

(伊吹 雅也)

レースガイド


めざすはそれぞれの大一番 秋の夜長に彗星が駆ける

 競走名の「ウポポイ」は、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」の意。2020年、道営スプリントが開催最終日のH1競走として発展したことに伴い、同競走への足がかりとなる6ハロン重賞として創設された。今年は金沢競馬場で行われるJBCスプリント(11月4日)の「JBC指定競走」(優勝馬への優先出走権はないが、選定にあたってその成績が重要視される競走)としても位置付けられている。今年からグレードがH2に格上げとなり、より白熱した戦いが繰り広げられそうだ。




有力馬情報

☆アザワク(牝4・角川秀樹厩舎)
 今シーズンも持ち前のスピードはとどまることを知らず、グランシャリオ門別スプリント(6月29日)で同競走連覇を飾った。前走のトライアル戦「ロードカナロア・プレミアム」(8月25日)を逃げ切り、1,200m戦での初白星をマーク。5着に終わった昨年の雪辱を期する1戦だ。
☆イダペガサス(牡6・田中淳司厩舎)
 昨シーズン最終週の6ハロン戦で高いスプリント適性を示すと、暮れのJRA重賞・カペラS[中山]に参戦(9着)。今年は金沢スプリントC[金沢]こそ3/4馬身差2着に敗れたものの、続くエトワール賞(8月12日)で、6歳にして待望の重賞初制覇を果たした。JRA・他地区の強豪を相手にもまれた経験がここにきて生きてきた印象で、重賞連覇の可能性も十分だ。
☆グレイトダージー(牡4・佐久間雅貴厩舎)
 今季オープンに昇格後は激しいペースにもまれることもあったが、ここ2戦は特別戦を2連勝中。特に2走前の「競馬ほのぼの観戦ツアー特別」(8月12日)を、同日に行われたエトワール賞より、0秒7速い時計で駆けた走りは特筆に値する。上昇度はメンバー中でも一二を争う存在で、4度目の重賞挑戦で初タイトルをつかめるか。
☆ジャスパーシャイン(牡4・佐久間雅貴厩舎)
 昨シーズンはJRA未勝利から移籍後、5連勝で道営スプリントを制覇。前走・エトワール賞も、上がり3ハロン35秒7という、ダート戦では「極限」とも言える決め手を発揮して2着に詰め寄った。破壊力満点の追い込み脚はメンバー中随一。持ち前の末脚を爆発させ、「大一番連覇」への足がかりを作りたい。
☆メイショウアイアン(牡11・田中淳司厩舎)
 昨年の第1回では、ゴール前の大接戦を制して「初代覇者」となり、JBCスプリントへコマを進めた。今シーズンは4戦してまだ白星はつかんでいないものの、グランシャリオ門別スプリントは勝ち馬と0秒2差、エトワール賞は0秒5差と、持ち前の末脚が徐々に顕れつつある様子。連覇で「完全復活」を飾れるか。

※五十音順
★JBC指定競走(JBCスプリント)

★1・2着馬に「第16回道営スプリント」(11月4日、門別競馬場)への優先出走権を付与

★1着馬の生産牧場に「ミッキーアイル」の2022年種付権利を付与【スタリオンシリーズ競走】

★『カウントアップS(スプリント)』対象競走

※出走馬は9月16日現在の情報をもとにしております。

ご注意:当ページの情報は、特定の馬の応援や勝馬の示唆をするものではありません。

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