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赤レンガ記念 2021 / 6 / 3(木) 2000m

赤レンガ記念 赤レンガ記念
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前年ハイライト

レースを先導したのはサトノグリッター。3コーナーまでは淡々と進んだものの、2番手を追走していたクインズプルートが3~4コーナーでサトノグリッターに並びかけ、直線入り口で一旦は後続を突き放します。
しかし、馬場の外めから追い込んだステージインパクトがクインズプルートとの差を少しずつ詰め、ゴール直前で逆転。2017年の道営記念以来となる、自身2度目の重賞制覇を果たしました。なお、3着には道中で馬群の後方を追走していたモズオトコマエが食い込んでいます。

データ分析

過去5年の優勝馬5頭は、いずれも前走がコスモバルク記念だった馬。さらに言うと、この5頭はそのコスモバルク記念で2着以内に好走していました。コスモバルク記念と赤レンガ記念は、上半期の古馬中長距離路線において中核をなしているレース。
こうした傾向が出るのは自然なことかもしれません。今年も、約1か月前のコスモバルク記念で上位に食い込んだ馬がエントリーしてきたら、相応に高く評価すべきだと思います。

超人気薄の好走例は少ないが……

過去5年の単勝人気順別成績を見ると、5番人気以内の馬は[5-4-4-12](3着内率52.0%)、6番人気以下の馬は[0-1-1-14](3着内率12.5%)となっています。基本的には前評判が高い馬を重視すべきレースと言えるでしょう。ただし、昨年は単勝3番人気以内の3頭がすべて4着以下に敗れ、3連単4万7710円の好配当決着となりました。人気の中心となっているような馬は、慎重に評価した方が良さそうです。

表1単勝人気順別成績(過去5年)
単勝人気順 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2 1 0 2 5 40.0% 60.0% 60.0%
2番人気 1 1 1 2 5 20.0% 40.0% 60.0%
3番人気 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
4番人気 1 1 2 1 5 20.0% 40.0% 80.0%
5番人気 0 1 1 3 5 0.0% 20.0% 40.0%
6番人気 0 1 0 4 5 0.0% 20.0% 20.0%
7番人気 0 0 1 3 4 0.0% 0.0% 25.0%
8番人気 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0 0 0 3 3 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
通算勝利数は宮崎光行騎手が首位

過去5年の騎手順別成績を見ると、3着以内となった回数が3回以上なのは石川倭騎手、五十嵐冬樹騎手の2名となっています。それぞれ3着内率も優秀なので、参戦してきたらぜひ注目してみてください。
ちなみに、現在のレース名で施行されるようになった1988年以降の騎手別勝利数を見ると、6勝をマークしている宮崎光行騎手が4勝の齊藤正弘騎手(引退)、3勝の柳澤好美騎手(引退)らを抑え単独トップとなっていました。宮崎光行騎手は昨年の赤レンガ記念で18年ぶりの優勝を果たしていますし、引き続きマークしておくべきかもしれません。

表2騎手順別成績(過去5年)
騎手 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
石川倭 2 0 1 0 3 66.7% 66.7% 100.0%
阿部龍 2 0 0 1 3 66.7% 66.7% 66.7%
宮崎光行 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
服部茂史 0 2 0 2 4 0.0% 50.0% 50.0%
五十嵐冬樹 0 1 2 1 4 0.0% 25.0% 75.0%
阪野学 0 1 0 2 3 0.0% 33.3% 33.3%
小野楓馬 0 1 0 0 1 0.0% 100.0% 100.0%
桑村真明 0 0 1 4 5 0.0% 0.0% 20.0%
黒澤愛斗 0 0 1 0 1 0.0% 0.0% 100.0%
その他の騎手 0 0 0 12 12 0.0% 0.0% 0.0%
前走好走馬は堅実

過去5年の前走着順別成績を見ると、2着以内の馬は[5-4-2-7](3着内率61.1%)、3着以下の馬は[0-1-3-19](3着内率17.4%)となっています。圧倒的に前走好走馬が強いレースです。主要な前哨戦であるコスモバルク記念はもちろん、他のレースを経由してきた馬に関しても、前走着順を素直に評価すべきでしょう。

表3前走馬体重別成績(過去5年)
前走着順 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1着 3 2 1 6 12 25.0% 41.7% 50.0%
2着 2 2 1 1 6 33.3% 66.7% 83.3%
3着 0 0 1 4 5 0.0% 0.0% 20.0%
4着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
5着 0 0 0 5 5 0.0% 0.0% 0.0%
6着 0 0 1 2 3 0.0% 0.0% 33.3%
7着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
8着 0 1 1 2 4 0.0% 25.0% 50.0%
9着 0 0 0 2 2 0.0% 0.0% 0.0%
前走で積極的な競馬をしていた馬が強い

過去5年の前走最終コーナー通過順別成績を見ると、1番手の馬は[4-2-1-4](3着内率63.6%)、2番手以下の馬は[1-3-4-22](3着内率26.7%)となっています。なお、前走最終コーナー通過順が1番手、かつ前走着順が1着だった馬は[3-2-1-2](3着内率75.0%)とより堅実でした。前走内容を比較する際は、レース中の位置取りにも注目した方が良さそうです。

表4前走最終コーナー通過順別成績(過去5年)
通過順位 1着 2着 3着 4着以下 総数 勝率 連対率 3着内率
1番手 4 2 1 4 11 36.4% 54.5% 63.6%
2番手 1 0 0 4 5 20.0% 20.0% 20.0%
3番手 0 1 0 4 5 0.0% 20.0% 20.0%
4番手 0 1 1 3 5 0.0% 20.0% 40.0%
5番手 0 1 1 7 9 0.0% 11.1% 22.2%
6番手 0 0 1 1 2 0.0% 0.0% 50.0%
7番手 0 0 1 1 2 0.0% 0.0% 50.0%
8番手 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%
11番手 0 0 0 1 1 0.0% 0.0% 0.0%

(伊吹 雅也)

レースガイド

ご注意:当ページの情報は、特定の馬の応援や勝馬の示唆をするものではありません。

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